| 2. 脳腫瘍 |
| 脳腫瘍に共通した症状は頭痛と吐き気、嘔吐です。脳腫瘍ができると脳圧が高くなりそのため頭痛、吐き気が出現します。脳腫瘍ができる部位によって様々な症状がでます。痙攣発作、手足の麻痺、難聴、視力・視野障害、言語障害などです。脳実質に発生した腫瘍はグリーマ(神経膠種)といって悪性度はさまざまで最も悪性度の高いグリオブラストーマに関して治療は困難であり予後は2年以内です。脳を包んでいる膜から生じる髄膜腫は部位にもよりますが手術で完治できます。そのほか聴神経にできる神経鞘腫や脳下垂体線腫などさまざまな種類の腫瘍があります。転移性脳腫瘍は手術、放射線治療、化学療法を組み合わせて治療します。当院には現在放射線治療装置がないため放射線治療は他の病院に紹介します。 |
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3. 頭部・脊髄外傷
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| 頭部の外傷は当科で診療します。多くは脳震盪や単純な打撲ですが、受傷直後に意識が喪失したり、吐き気や頭痛が続いたり生あくびが出るときは要注意でCT検査が必要なことがあります。頭蓋内の血腫が増大傾向の時や意識障害が進行するときは手術が必要になります。老人で数ヶ月前に転倒して頭を打撲し、次第に頭痛や吐き気が強くなり、歩行が危うくなったり物を落としたり、極端にぼけてきたら慢性硬膜下血腫を疑う必要があります。頭に小さな穴を開け血腫を吸引することで劇的に症状が改善します。入院は7−10日くらいです。首や背中を強打し下半身の動きが悪くなるのは脊髄損傷の可能性があります。手術を含めた早期治療とリハビリが大切です。 |
4. 先天奇形 |
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脊髄髄膜瘤(二分脊椎)の手術や水頭症にたいするシャント手術は当院で治療できますがその他の先天奇形は小児脳神経外科専門病院に紹介します。
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5. 脊椎・脊髄疾患
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脊椎・脊髄の病気を何故 “脳外科”が扱うか疑問に思う方が多いと思います。欧米では脊椎・脊髄の病気は脳神経外科で診るのが通例ですが日本では整形外科が診るようになっていました。ところが脊椎・脊髄の手術を行っている病院は決して多くありません。当科はこれまで豊富な脊椎・脊髄手術経験を有する脳神経外科医がそろっており安心して治療が受けられます。
症状は首や肩甲骨、背中・腰の痛み、坐骨神経痛、歩行時の下肢の痺れ、痛み、手の痺れ、脱力、うまく箸を扱えないなどです。首を斜め後ろに曲げると手がしびれるときは椎間板ヘルニアの可能性があり、100m以上続けて歩けないときは腰部脊柱管狭窄症の可能性があります。薬や理学療法など保存的治療で改善が得られないときは手術治療を検討します。当科では顕微鏡を用いた微細な手術を行うので合併症は少なく、殆どの手術で翌日から歩行可能であり入院期間も1−2週ですみます。 |
6. 末梢神経疾患 |
| 早朝に指先がしびれたり痛んだりして物をつかみにくくなるのは手根管症候群の特徴で50歳前後の女性に多く見られます。肩、肩甲部、上肢、前胸部の痺れや痛み脱力は腕神経叢が圧迫される胸郭出口症候群の可能性があります。肘から小指にかけてのしびれや痛み、指の力が落ちてしまうのは肘で尺骨神経が圧迫される肘部管症候群が疑われます。腰椎椎間板ヘルニア以外の坐骨神経痛はお尻で坐骨神経が圧迫される梨状筋症候群の可能性があります。保存的治療で症状が改善しないときは手術により症状の改善が期待できます。腰痛や下肢痛・しびれが改善しないときは一度当科受診をお勧めいたします。脳神経外科で末梢神経の手術を行う病院は大変すくないのですが当院はその数少ない病院のひとつで末梢神経外科を得意にしています。 |
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7. 機能的神経疾患
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脳ドックやたまたま撮った脳のCTやMRIで未破裂脳動脈瘤がみつかることがあります。大きさや形、部位によってことなりますが報告で動脈瘤が破裂してクモ膜下出血を起こす確立は0.5−2%です。ひとたび出血すると命を落とすことも多く未然に予防することが望まれます、年齢や部位、大きさ、形などを十分に検討のうえ適切な治療方針を決めることになります。
未破裂脳動脈瘤の場合は血管内治療(カテーテルを動脈に挿入し白金コイルで動脈瘤を閉塞する)を優先しますが、手術のほうが安全で確実な場合もあります。また頚動脈のエコー検査やMR血管撮影で頚動脈の狭窄が見つかることがあり放置しておくと脳梗塞になる可能性が大です。この場合はカテーテルを用いてステントという傘のようなもので動脈を広げる治療法が普及してきました。 |
8. その他 脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)
物忘れ外来
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