お知らせ

2024.01.18

令和6年能登半島地震 国際医療福祉大学熱海病院DMATの活動報告(第1報)

2024年1月1日に発生した能登半島地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げます。被災地の1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

当院のDMAT(災害派遣医療チーム)の4人は、1月12日より派遣され、15日午後に無事に戻りました。DMATメンバーからの活動報告です。

中部能登医療圏活動拠点本部である公立能登総合病院(石川県七尾市)を拠点に、石和医師・本蔵看護師はDMATの活動を指揮する本部活動要員として活動にあたり、岡山看護師と秋津診療放射線技師は救急車を用いて患者様の搬送を行いました。
今回の患者搬送は、災害拠点病院である能登総合病院へ今後も患者様の受け入れが続くことが見込まれることから、被害の少ない金沢市内の病院に患者様を移すという目的の下に行われました。13日の11時から能登総合病院の患者様を小松市内の森田病院へ搬送しました。搬送中、雪の影響で天候が悪化し、視界不良のなか、約3時間かけて森田病院に到着。道中は悪路が多く、倒壊している建物も多く見られました。
本部では、搬送チームの状況確認と、翌日の患者搬送について調整を行いました。また、支援病院へのナース派遣の調整や、弾性ストッキング・検体・灯油などの物資の搬送なども行いました。本部活動要員の医師と看護師は、活動拠点での当直業務も仕事の1つでした。当直業務では、石川中央活動拠点本部より翌日に患者搬送を行う患者様の情報に関する問い合わせに対応しました。
翌14日は、他病院のDMATと連携しながら、能登総合病院から加賀市医療センターへ患者様を搬送しました。搬送後は、資機材の積み込みや、本部業務の引継ぎを行い、活動を終えました。

15日午後には無事当院に帰着しました。不在中、院内に残ったメンバーとも蜜に情報のやりとりをしながら、業務の調整を行ってもらいました。このようにDMATの活動を陰で支えてくださったみなさまにこの場を借りて改めて感謝を申し上げます。
(医師:石和大、看護師:本藏和基・岡山遥河、診療放射線技師:秋津賢太)

本部でのミーティングの様子

転院搬送を行うにあたり情報収集をする隊員

転院搬送の準備を行う

損壊した路面

被災した病院の壊れた貯水槽

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