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2024.05.20

眼科部長 後関利明医学部准教授が令和6年度日本眼科学会評議員会賞を受賞しました

「特別講演」に並び名誉ある「評議員会指名講演」で受賞

国際医療福祉大学熱海病院眼科部長の後関利明 医学部准教授が、眼科学の分野で優れた業績を上げた個人に対して授与される「日本眼科学会評議員会賞」を受賞しました。

今回の受賞は、4/18~21に東京国際フォーラムで開催された「令和6年度第128回日本眼科学会総会」において、「視覚とニューロサイエンス」をテーマとした「評議員会指名講演」のなかで、後関准教授が行った講演「Strabismus in Ophthalmology-現在の斜視診療と新たな視点-」に贈られたものです。

講演では、国際医療福祉大学熱海病院が主導で行った斜視手術の全国調査の結果をもとに、高齢者の内斜視が増加していることを報告しました。また、高齢者の斜視の原因第一位であるサギングアイ症候群に関して、眼窩内の靭帯である眼窩プリーの変性によって発症し、治療法は手術が著効すること、そして最後に斜視診療と緑内障診療の関連についての新しい知見を報告しました。講演は、今後の緑内障治療の変化を期待させる内容となりました。

日本眼科学会において毎年開催される本講演は、特別講演に並び名誉ある講演です。総会開催の2年前に講演テーマに則した演者が3人選出され、演者は2年間そのテーマで研究を続け、成果発表を行います。今回の受賞は、神経眼科・斜視分野における後関准教授の成人の斜視診療を中心とする業績が評価されたものです。

後関准教授は受賞にあたり、「長年、成人斜視の診療に真摯に取り組んできたことが評価されたことは大変嬉しく思っています。この受賞は、一緒に頑張ってきた医師、視能訓練士の皆さま、そして私に治療をまかせてくださった患者様のおかげだと思っています。これからも、斜視、特に複視でお困りの患者様を救えるように頑張っていきたいです」とコメントしました。

講演を行う後関准教授

講演を行う後関准教授

表彰式にて後関准教授

表彰式にて後関准教授(左)

後関准教授と当院の眼科医師

後関准教授(中)と当院の眼科医師

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