熱海病院について

運営理念・ご挨拶

5つの運営理念

5つの理念を掲げ、スタッフ一同真心をこめて、患者様本位の医療サービスをご提供いたします。

1.良質な医療をご提供いたします
質の保証は医療において欠くべからざる要素です。
当院では常に最高水準の医療をご提供するよう努力いたします。
2.患者様の権利を尊重いたします
当院は患者様の尊厳とプライバシーを尊重いたします。
また、患者様の個人情報を厳守いたします。
3.患者様に十分なご説明をいたします
患者様の健康状態についてできるだけわかりやすく十分な説明を行い、納得のいく治療を受けていただけるよう努力いたします。
4.患者様の選択の自由を尊重いたします
患者様の自己決定権を尊重いたします。十分な情報、知識をご提供し、患者様が保健サービスに関する選択を自由に行えるよう努力いたします。
5.患者様の生活をお守りいたします
安心して治療に専念していただけるようアメニティに配慮し、静かで快適な環境をご用意いたします。

理事長ご挨拶

学校法人 国際医療福祉大学 理事長 高木 邦格
高木 邦格

国際医療福祉大学は、高い技術と教養を備えた医療福祉専門職の育成とその地位の向上をめざし、1995年に栃木県大田原市に開学いたしました。2025年に迎える開学30周年を見据え、これからも教育・医療・福祉の複合体として引き続きその内容の充実に努めてまいります。

国際医療福祉大学熱海病院は、熱海市を中心とする地域の医療を長きにわたって担ってきた国立熱海病院を2002年に継承し、その伝統と本学の特色を融合させた病院として、さらなる医療体制の充実に努めてまいりました。2005年には、高度で良質な医療とより快適な療養環境、充実したアメニティをご提供するべく、新病院を開設いたしました。豊かな自然と温泉に恵まれた熱海の特長を最大限に生かした当院は、太平洋を眼下に一望する眺望を誇り、解放感にあふれる環境と快適なアメニティのご提供を実現しております。

設備面につきましては、PET-CTや3.0テスラMRI、320列マルチスライスCTなどの高度医療機器を導入し、地域における中核的医療機関として、救急医療から予防医学まで、専門性に基づく質の高い医療をご提供できる充実した体制を整備しております。また、学生の臨床実習をはじめとする教育・研究の拠点としても、大学附属病院ならではの機能も発揮しております。
熱海市、地元医師会や医療機関の皆様と連携し、これまで以上に地域医療に貢献できますよう、職員一同取り組んでまいります。今後も、患者様の立場に立った医療のご提供に徹してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

学長ご挨拶

国際医療福祉大学 学長 鈴木 康裕

国際医療福祉大学は、医療福祉の専門職育成と地位向上をめざし、1995年に開学した日本初の医療福祉の総合大学です。栃木県大田原市、千葉県成田市、東京都港区、神奈川県小田原市、福岡県大川市の5キャンパスに11学部27学科を備え、大学院まで含め約1万人の学生が学んでおります。

2017年4月に千葉県成田キャンパスに医学部を新設したことにより、医師を養成する部門も備わりました。国内外の臨床現場で「チーム医療・チームケア」に貢献できる、高い総合的診療能力と国際性を兼ね備えた医師の育成をめざしております。2020年3月には、千葉県成田市に医学部の本院となる国際医療福祉大学成田病院が開院。国内はもちろん、海外からの患者様にも先進医療をご提供する国際的な病院をめざしています。

本学では医学部新設以降も、医療に対する社会的ニーズに応える人材の育成と教育を展開してまいりました。2024年4月には成田キャンパスに成田薬学部を開設、大学院に公衆衛生専門職大学院を設置しております。

2005年に国際医療福祉大学の最初の附属病院となった国際医療福祉大学熱海病院は2016年には静岡県の地域がん診療病院に、2019年4月には災害拠点病院になりました。また、本学小田原キャンパスとの連携を図り、実習施設としての機能も果たしているだけでなく、臨床研修指定病院として若手医師育成にも力を注ぎ、熱海・伊東・湯河原地域の中核病院として、各医科大学や地元医療機関と連携を図りながら、良質で高度な医療をご提供しております。

今後も、地域の皆様に寄り添いながら、地域医療に貢献できるよう努めてまいります。引き続き、ご理解とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

病院長ご挨拶

国際医療福祉大学 熱海病院 病院長 山田 佳彦
病院長

国際医療福祉大学熱海病院のルーツは、1911年に創立された東京第一衛戌病院熱海分院、1950年に改称された国立熱海病院にあります。2002年に国際医療福祉大学が承継し、2005年に現在の病院となりました。

診療科目は、31の各専門の診療科、24時間対応の救急医療、予防医学、リハビリテーションなど、時代に即した最先端の医療をご提供できる体制を整えております。静岡県東部、伊豆半島全域、神奈川県西部の医療を支える中核病院として、地域の皆様に安心・安全な医療をご提供するため、職員一同、日々努力しております。

熱海市の人口は約33,000人ですが、人口の減少・出生率の低下が年々進み、高齢化率が48%を超える超高齢社会です。そのため、ご提供する医療も急性期から回復期医療までの幅広い領域が必要であり、その体制確保に努めております。また、熱海市は、5大がんの検診率が静岡県下で最も低いことに加え、人口に対して救急車の出動件数が年間約3,700件以上と非常に高いという問題があります。このような地域において当院は、2016年に認定された地域がん診療病院として、がんの治療のほか、地域の二次救急医療を提供する救急医療の拠点として大きな役割を果たすとともに、熱海市民のQOL(生活の質)向上と予防医学分野の充実に尽力しています。2019年には災害拠点病院の指定を受け、2021年7月の伊豆山土石流災害時では、傷病者の受け入れや避難所への医療専門職を派遣するなど、医療救護活動の拠点としての役割も担っております。
今後も引き続き、地域の皆様に安心して利用いただける病院をめざし、職員一同さらなる努力を重ねてまいります。