漢方内科
漢方内科
漢方治療は、患者様を全人的に診て柔軟に対応できる長所を持っています。日本の漢方医療の特徴は明治期以来、別個の免許ではなく西洋医学の単一の医師免許によって現代医学との融合により発展してきたことにあり、国際的にも特徴的であるといえます。そこで、漢方薬と現代医薬を組み合わせて治療効果を高めることも可能です。また、心身の不調に対して漢方治療を取り入れることによってQOL(生活の質)の向上が期待できます。漢方薬の薬理活性は必ずしも強くはないのですが、特徴的な点として酸化ストレスの解消や、心身機能のサポート効果などがあります。
当科では、現代医学の高度先進的医療を提供する院内の各診療科の専門領域の医師と連携し、さらに総合内科的診療を背景にして漢方診療を行っています。漢方内科診療の対象となる患者様は、標準的治療にさらに上乗せ効果をはかりたい方や、多彩な心身両面にわたる症状を伴っている方などとなります。