診療科のご案内

リハビリテーション科

医学としてのリハビリテーションは単なる運動でも精神論でもなく、根拠に基づいた科学です。重症で意識がなくても立たせることもあれば、場合によってはあえてがんばらせず運動を制限することもあります。
そのようにさまざまな疾患のさまざまな病態に対し、患者様を中心にご家族・病院スタッフが一丸となり、想定したゴールになるべく早期に到達できるようなリハビリテーションをご提供したいと考えております。

当院は2012年より31床の回復期リハビリテーションセンターを開設し、2013年より訪問リハビリテーション事業を開始しました。
一般的には、急性期病院で長期にリハビリテーション入院を望んでも制度上少なく、早期の転院・退院を迫られます。又、リハビリテーション専門病院では提供できる医療に制限があるため、万一容態が急変するなどして高度な医療が必要になった際には転院を余儀なくされます。
しかし当院では、大学病院としては非常に稀ですが、回復期病床と訪問リハビリテーションをともに有しているため、超急性期から退院後の在宅生活まで、当院単独で一貫したリハビリテーションのご提供が可能です。
当院の回復期リハビリテーションセンターでは、患者様の身体機能や日常生活動作、認知機能などを効率的かつ最大限に改善することができます。また、一般病床よりも1日に施行するハビリテーション量も多く(最大3時間)、専門的な看護体制により、訓練時間以外の生活も訓練の一部となっているため、患者様・ご家族を中心に、より充実した「チーム医療」をご提供できます。

退院後にも継続してリハビリテーションが必要な場合には、外来リハビリテーションや訪問リハビリテーションもご利用いただけます。
訪問リハビリテーションにおいても専門のスタッフが在籍しており、定期的に訪問させていただき、ご家族で充実した生活を送れるようお手伝いいたします。質の高い充分なスタッフ数と充実した設備、そしてなにより熱い気持ちをもって障害の回復・改善に挑みます。